- ● スタジオ・ヨギー「ティーチャーズ・ トレーニングコース」修了
- ● The Old Medicine Hospital 「チェンマイ式タイマッサージベーシック トレーニング」修了
クラスは私の元気の素!
少し不調な日でも、
クラスが終わると元気に
なっています
会社員→派遣社員との兼業→専業インストラクターに。スタジオ・ヨギーなど複数のスタジオで指導に当たるほか、スタジオ・ヨギー「ベーシック・トレーニングコース」でも講師を務める。
ヨガは、幼いころから母の見よう見まねでやっていて、高校生の時にスポーツクラブで習い始めました。社会人になって多忙な数年はほとんど通えなくなりましたが、体調を崩したのを機に、精神的にも自分と向き合うことのできるヨガを再び始めました。ヨガスタジオに通ううち、哲学も含めてもっとヨガをトータルに学びたいと思うように。そうしたカリキュラムのあるスクールを調べてみると、スタジオ・ヨギーのインストラクター養成コース(TTC)が集中的に学べて、かつ哲学や解剖学など内容が網羅されていたので申し込みました。
TTCを修了してからは約1年間、いろいろな流派のクラスでヨガを学びました。そして、TTCで指導を受けた先生に成長した自分を見てもらいたくて、スタジオ・ヨギーのオーディションを受けることに。TTCの卒業試験の時にいい姿を見せられなかったのが心残りだったのですが、オーディションの際、「1年間よく勉強したね」と言ってもらえてうれしかったです。
インストラクターの仕事をし始めたころ、実は生徒さんの体のどこにどう触れたらいいのか自信がなかったんです。触れることにも触れられることにもまだ抵抗がありました。そこで、タイマッサージのトレーニングを受講したのですが、お陰で体のしくみや強く触れても大丈夫なところなどがわかり、「触る」という行為への苦手意識もなくなりました。
今ではクラスは私の元気の素! 風邪をひいたかな? というような日でも、クラスが終わった後は、まるで自分がヨガをしたかのようにエネルギーをもらって調子がよくなります。
スタジオ・ヨギーのスタジオはどこもキレイですし、スタッフの対応も気持ちがいい。インストラクター同士も仲がよく、クラスの入れ替わりですれ違ったり、隣のスタジオで一緒になったりした時に話をします。他のスタジオでは一日中私だけのことが多く、インストラクター同士の交流がほとんどないので、ここでは楽しみが多いですね。
インストラクターになったころは、ただポーズを教えるだけのレッスン。知識も言葉の引き出しも少なかったので苦労もしたし、毎回緊張していました。
経験を積んだ今はようやく、自分の学んだ知識を自然に言葉にすることができるように。また、さまざまな生徒さんがいる中、なるべくみなさんにわかりやすいよう、ひとつのポーズについていろいろな表現で教えられるようになりました。
クラスに入る前の心構えも変化しました。始めは「これも言おう、あれも言おう」とか「こうあらねば」と頭で考えすぎていたのですが、最近は「大体こんなふうに」とふわっとイメージをし、あとは自然体でクラスに入ります。インストラクターの仕事を始めるにあたり、尊敬する方から「瞑想状態でクラスに入りなさい」というアドバイスをいただきました。当時は難しいと感じていましたが、今はあれこれ考えずリラックスして、ありのままの自然体でクラスに入れるようになりました。
これからもただポーズを教えるだけでなく、自分の経験や哲学を含めてヨガをトータルに伝えていきたい。私の師であるインド出身の先生のように、ヨガの哲学を日常会話のように何げなく言葉にできるようになるのが理想です。ヨガの先生には人生経験が欠かせないと思うので、私も50代、60代と年齢を重ねるほどに経験を積み、ポーズだけではない奥深いヨガの世界をたくさんの方に伝えていきたいです。もう少し近い夢としては、海外、特にアジアに出向いてヨガを教えてみたい。日本を拠点に時々海外出張! そういうヨガ講師がいてもいいかなと思っています。